「死」を思う
こんにちは、ドゥルガです。
スピリチュアル的には、きょうは特別な日だなんて、いわれたりもしていますが、
わたしにとっては、日常がつづいています。
それでも今年は、たしかに大変な年でしたから、
年末をむかえるにつれ、世のなかや自分自身のなにかが移行していくような、そんな体感がある方も多いのではないでしょうか。
12月29日(火)の瞑想会では、「Focus on Fire」という瞑想をやります。
「死の瞑想」ともいわれている人気の瞑想です。
これはおなじみ『ヴィギャン・バイラブ・タントラ(タントラ秘法の書)』から。
スートラ79
火が体をずっと昇っていくのを注視する……
爪先から上に昇り、体を焼き尽くして灰にするまで……
あなたを除いて。スートラ80
みせかけの世界が燃えて灰になることを瞑想する、
そして、人間以上のものとなれ。『光と闇の瞑想 タントラ秘法の書7』市民出版社
この2つの技法を、Veet Marcoの音楽に乗せて行います。
→→詳しくはMarcoのサイト「Meditantra」へ。
自分が燃えていく、つまり「死」ですね。
怖い?
しかし、わたしたちは、もれなく死にます。
生きているから死ぬ。
生があって死があります。
この瞑想では、最初のステージで呼吸を使って死の準備をします。
吸う息、吐く息。
吸う息とともに生き、
吐く息とともに死にます。
毎日たえまなくおこなっている呼吸のように、
わたしたちは瞬間ごとに生き、瞬間ごとに死んでいます。
生と死はうらおもて。
そして呼吸のはざまにはすきまがあります。
生と死のすきま。
瞑想で垣間見る「無」の瞬間に、
そのすきまを見ているのかもしれません。
「死」とはかならずしも、肉体の消滅、この世の生のおわりではありません。
人生のなかのあらゆる場面で、わたしたちは死に、そして生まれ変わっています。
もし日常の中で「死」を感じることがあれば、
それはあらたな誕生のきざしなのだと思います。
スートラ79
火が体をずっと昇っていくのを注視する……
爪先から上に昇り、体を焼き尽くして灰にするまで……
あなたを除いて。
足元から火が上がってきて、徐々にからだを燃やし尽くしていく――
そのあとに、残ったものはなんですか?
このスートラだけでも実践してみると、あらたな発見があるかもしれません。
日常生活の中で、ほんの数秒呼吸に意識を向けるだけでも、見えてくるものがありますよ。
「Focus on Fire」では、祝福のダンスで生と死を祝い、しめくくります。体験してみたい方は、どうぞ、どぅるちゃん瞑想会へお越しください。
消毒グッズが完備された会場で、換気しながら人数限定で行っています。
12/24(木)クリスマス・イブは、踊りに没入するナタラジ瞑想、「Focus on Fire」は29日(火)です。
詳しくはHPをご覧ください。来年はオンライン瞑想会も始める予定です。
地の時代、風の時代、
どんな時代になっても、不変のものがあります。
それはじぶん自身のなかにあることを、覚えておいてくださいね。
あっ、ゴールデンライト瞑想はつづいてますよ!今日で16日目です。先はながい…
Love,
Durga
※きょうのタイトル、やっぱりこれをおもいだす?